先日、大阪梅田にてASUSのファン向けイベント「ZenTour年末年始大感謝祭!」が行われ、参加させていただきましたのでZenfone 3の解説や会場の様子をご紹介します。
ZenTourって何?
ASUSが開催するファン向けのイベントのことで、ここで新製品や既存の製品、更にはまだ発売されていない製品のタッチアンドトライが出来たり、新製品のプレゼンを聞くことが出来るイベントになっています。事前に参加の申込みを行い抽選にかけられたのち、当選した人のみが参加することが出来る貴重なイベント。大阪会場では100人ほどの応募があったそうな。
今年の春にも「Zenfone Zoom」がメインとなるZenTour 2016が開催されています。とてもありがたいことにZenfone Selfieの体験会を含めると3連続の当選となりました。もう運は使い果たしたかもしれませんね。。。
会場にはZenfone主体のASUS製品がズラリ
会場後方には「Zenfone 3 Ultra・Zenfone 3 Max・Zenfone 3 Deluxe」などZenfone 3シリーズをはじめ、ZenWatch 3やTransBook 3なども展示されており、実機をじっくり触ることが出来ます。
今回は2時間のイベントでしたが、1時間がプレゼンで後の時間はタッチアンドトライの時間でした。こうやって実機に触れる時間が多いことも良いですし、担当者の方は全員が社員の方なので、色々なことが聞けるのも嬉しいですね。
プレゼンテーション
イベントが始まって間もなくプレゼンテーション開始。スライドに書かれてあるような特典を受けることの出来る「ZenFan」の募集から。いろいろな条件がありますが、これを満たしているなら応募することが出来ます。台湾で行われたCOMPUTEXにもZenFanから数名参加したとのこと。
2011年、日本の「禅」の精神を取り入れた製品「ZenBook」が発売されました。研ぎ澄まされた美しさから「これは禅でしょ」ということを会長が話したそう。
その「禅」から生まれた初代Zenfoneの発売以降、SIMフリースマホのカテゴリで国内販売台数が日本でトップとのこと。いち早く市場に参入したからか、割とZenfone使ってる人を見かけるようになりました。
最近ではHUAWEIがP9やMate 9など主力製品を投入し、その他メーカーも続々と参入してきています。来年、SIMフリースマホ市場の競争がもっと激化していきそうです。
今回のイベントのメインとなる「Zenfone 3」について。キャッチフレーズの「すべてはその一瞬をとらえるために」は主にカメラ性能に焦点を当てていることを表しています。
まずはデザイン面。Zenfone 3には表裏にエッジ部分がカーブしている2.5Dのガラスを使用しています。ガラスの素材はゴリラガラス3。
Zenシリーズおなじみの同心円スピン加工が本体裏に施されており、フレームの角がダイヤモンドカットされていることも相まって、光が当たっていればどこから見ても綺麗な作りになっています。この同心円のデザイン、何にでも似合うしホントに良い。
以前のZenfone 2からは大きくデザインが変わってしまいましたが、より一層洗練されており着実に進化していると感じました。
代々Zenfoneに搭載されてきたPIxelMasterテクノロジーも3.0に進化。メインのカメラは16MP、インカメラは8MP。センサーにはSONYのIMX298が使用されています。XiaomiのMi5と同じ。
カメラ性能の進化としてポイントなのが「TriTechオートフォーカス」。「像面位相差AF・レーザーAF・コンティニュアスAF」の3つの総称で、どんな場面でも高速にフォーカスすることが出来るようになりました。
特にレーザーAFは第2世代のものとなり、120cmまで届くように進化。
他社製品との手ぶれ補正の比較。以前のイベントまでは相手側の製品名を隠して比較していたんですが、今回は堂々と出してます笑
写真の時は光学手ぶれ補正、動画の時は電子式手ぶれ補正になるようです。
こちらも大きなポイント。デュアルSIMデュアルスタンバイいわゆるDSDSなのはもちろんのこと、au VoLTEに初めて対応しSIMフリースマホとして初のマルチキャリア対応となっています。ただ、片方がマイクロSIM、もう片方がナノSIMとサイズが異なるのでご注意を。
SIMトレーの1つはmicroSDと兼用なので、デュアルSIMで使用しているときはmicroSDは使うことが出来ません。
デュアルSIMのメリットとしてあげられるのが、仕事用携帯とプライベート用の携帯の2つをこの1台にまとめられるところ。ダイヤル時にどちらの番号でかければ良いのかはSIMカード名を変更することで分かりやすくなります。
万が一、プライベートで会話している時に仕事用番号に着信があった場合は、相手側に「圏外です」とアナウンスされるようになっているようです。
通信面も充実。
PixelMasterと同じくして、SonicMasterも3.0に進化。スピーカーは従来製品に比べ低ノイズで音量もアップ。24bit/192kHzのハイレゾ音源にも対応しました。
嬉しい点としては音楽を聴いているときのボリューム調整の幅が細かいこと。手持ちのGalaxyは自分にぴったりな音量に合わせられないので、これ単体で音楽を聴こうという気にならないんですよね。
ただ、欲を言えばiTunesで曲管理しているのでApple Losslessにも是非対応して欲しい。
CPUにはQualcomm社のSnapdragon625を世界で初めて搭載。ミドルレンジ向けではあるもののパワーはそこそこあるみたいなんで、後日ベンチマーク結果とか使い勝手とかを記事にしようと思います。
Zenfoneでは初となる指紋認証センサー。実際に登録して使っていますが精度は結構高いと思います。スリープ時に電源ボタンを押さなくても、ここに指を当てるだけで解除できるのがとっても便利。
最初から入っている純正のホームアプリでは個別のアプリにロックを掛けることが出来るほか、アイコンのサイズ変更やテーマ変更など定番のカスタマイズ要素がかなり充実しています。これさえあればサードパーティのホームアプリは要らないかも。
これからの季節に助かる手袋モード。わざわざスマホ対応の手袋を購入しなくても普段のもので使える所が良いですね。
アイコンや文字を大きくして、らくらくスマホ並に使いやすくする「簡単モード」や、幼い子供に使わせるときの「キッズモード」も用意されています。