10月21日午後14時7分頃、鳥取県中部で震度6弱の地震が発生しました。その時自分は電車に乗っていたのですが、緊急地震速報を受け一時停止。乗客のスマホにも地震速報が入りかなり混乱した様子でした。
緊急性があるから大音量に設定されているのでしょうが、もう少し音量が何とかならないんですかね…結構心臓に悪いです。
さて、今回紹介するのはGalaxy S7 edgeにあらかじめ搭載されている「緊急時長持ちモード」。おそらく他のGalaxy製品でも使用できると思います。
緊急時長持ちモード
これは災害など緊急時に画面をグレースケールにし、一部通信機能が無効化、画面OFF時にはモバイルデータ通信をオフにすることで極限までバッテリーの消費を抑えてくれるもの。見た目だけではなく画面輝度やCPU速度、フレームレートなどハードウェア面でも制限を受けます。
普段は電源ボタンを長押しすることで、機能を有効化することが出来るのですが、まだまだ知らない人も多いはず。ただ、緊急時には目につきやすいように通知欄に有効化するかどうかの通知が出るようになっているようです。
この通知は14:07に表示されていたので緊急地震速報と同時に現れるものと思われます。
上の写真は緊急時長持ちモードを有効にしているときのホーム画面。必要最低限のアプリのみが表示され、下部には残りバッテリーと、あとどれくらい使用できるのかの目安が表示されています。右下の+マークからアプリを追加することが出来るのですが、当然ゲームなどはなくSNSとマップアプリぐらいしかありませんでした。
Enable Emargency modeをタップすると緊急時長持ちモードへの同意画面が開く |
有効化すると今まで使用していた壁紙は表示されなくなり、まったくのモノクロ表示に。
ブラウザも彩度の全くないグレー表示。
ホーム画面下に表示されている緊急連絡先には119番・よく使う連絡先が表示され、いざという時にすぐに連絡が取れるようになっています。
SMSで自分の位置情報を他人に送信し、助けを呼ぶことも出来ます。グレーで塗りつぶしているところには緯度経度情報が書いてあり、このリンクをタップすることでGoogleマップが起動します。位置は完全に正確ではありませんが、だいたい数m〜数十mくらいの誤差。
設定画面もご覧の通り普段よりシンプル。
地震はいつどこで起こるか分かりませんし、どのような被害を受けるかも分かりません。地震が起これば停電する可能性もあるので、もし充電できなくなれば通常のスマートフォンは1-2日でただのガラクタと化してしまいます。
そんな中、このように極限の省電力機能を有していれば少しでもその寿命を延ばすことが出来ます。国内メーカーではないもののこういった配慮が嬉しいですね。
鳥取県中部地震の影響はまだ続いています。一刻も早く平穏な日常を送ることが出来ますよう、お祈りしております。