Android Wear搭載「Moto360(シルバー)」実機レビュー!&開封の儀

 Motorola製スマートウォッチである「Moto360」を手に入れたので、レビューしていきます!

 今回購入したのは18mmメタルバンド、シルバーのMoto360で、約30,000円。製品自体は去年に発売されていましたが、価格が高かったことや、しばらく動向を見守ろうと思いなかなか購入の決断には至りませんでした。

 Moto360はAndroid Wear初の1.56インチ円形ディスプレイを搭載し、OMAP 3プロセッサ、RAM 512MB、ROM 4GB、320mAhバッテリーを搭載し、IP67相当の防水防塵性能を持っています。

開封の儀

 それでは開封していきます。まずは箱から。円柱型の入れ物になっており、箱を開けるとご対面。
 付属品一覧。入れるのを忘れていましたがメタルバンドの長さを調節するものも入っていました。
 メタルバンドモデルのMoto360は想像以上にとても質感がよく、購入時には安いレザーバンドモデルと迷いましたがこちらを選んで正解でした!
 サイドのボタンは電源ボタンになっており、ゴールドのリングがいいアクセントになっています。
 本体裏側。端子類もなく至ってシンプルで、もはや普通の時計。
 ではNexus6とペアリングをしていきます。バッテリーがスカスカだったのでちゃんと充電がされてから作業開始。ブート時には写真のようなモトローラのロゴが登場し、洒落た演出をしてくれます。
 起動するとAndroid Wearアプリをペアリングするスマホにインストールするよう促されるので、インストール。あとは手順通りにやっていくとペアリングは完了です。

Android Wearでできること・UI

 Moto360には現在最新のAndroid 5.1.1が提供されており、「設定」→「アップデート」を選択すると難なくアップデート出来ました。バッテリーが80%以上残っていないとアップデートできなかったので注意してください!
 5.1.1ではウォッチのWiFi対応・手首を捻ってNowカードをめくる機能・アプリを起動したままアンビエント(暗い画面で点灯し続ける機能のこと)になる・細かい問題の改善が行われており、より便利に使えるようになりました。
 ではAndroid Wearでできることを、一部(全部上げるときりがないので…)紹介します。
 まずはGoogle Fit。これはGoogleのヘルスケアアプリの事で、位置情報や各種センサーを利用しランニング・ウォーキング距離・歩数等の記録を管理したり、またスマートウォッチ単体で心拍数も測定できます。
 日々運動している人以外にはほぼ無縁のこの機能ですが、万歩計のように使うことで、「今日はこれだけしか歩いてないわ…」と日々の運動不足を実感できるのはおもしろいかな、と感じました。
 続いてGoogle Play Music。海外ではクラウドにアップした音楽をWiFi経由を経由してスマートウォッチで聴くという使い方ができるそうですが、日本ではそういったサービスは提供されていませんので、簡易的な使い方しか出来ません。
 スマホ側で音楽を再生すると時計側にも今何が再生されているか表示され、左にスライドすると音量の上下・曲送り戻しが出来る画面になります。わざわざスマホを取り出さなくて良いので便利です。
 これはGoogle Map。ペアリングしていれば時計でもマップを見ることが出来ますが、画面が小さく実用的ではありません。便利な使い方といえばナビ機能ぐらいでしょうか。
 これがメインのウォッチフェイス。長押しでウォッチフェイスの変更、左にスワイプでアプリ一覧・連絡先の表示、上にスワイプでNowカードの表示、下にスワイプで設定メニューが表示されます。特に詳細なチュートリアルがされないため、使い慣れるには少し時間がいるかもしれないです。
 これは充電中のUI。Moto360は充電画面までもおしゃれです。しかしこれが最大の欠点でもあります。この表示、数秒で消えるかとおもいきやずっと点きっぱなし。これが原因で画面が焼き付いたという報告もあります。焼きつかないという報告もあるのですが、自分は嫌なのでScreen Off Wearというアプリ(現在Playストアから削除されているのでApkファイルを入手する必要があります)を導入しました。
 充電台の端子はmicroUSBなのでモバイルバッテリーを持ち歩いていれば充電できないこともないです。

バッテリー持ち・外での視認性について

 気になるバッテリー持ちですが、自分が思っているよりは良かったです。しかし1日に1回は充電の必要があるのは確か。
 朝10時30分より使用を開始(充電残り83%)し、夕方5時30分に帰宅する頃には53%になっていました。単純計算ですが1時間に4・5%減る事になります。
 充電台の端子はmicroUSB端子なのでケーブルとモバイルバッテリーがあれば充電できなくもないですがそういう日は普通の時計を使いましょう笑
 ディスプレイも液晶ですので、外での視認性は抜群に良いです。まあ、時計として使うんですから当たり前でしょうけど。明るさも自動調節してくれるので、屋内の暗い場所でも明るすぎることもありません。

まとめ

 Android Wearはまだまだ未完成で実際使いにくいと思うところもたまにあります。しかし今後のアップデートで改善される余地はまだまだ残されていますし、自分が使っているようなファブレット端末のお供としては使うには結構便利です。手元で通知がさっと確認できるので歩きスマホにもなりませんしね。
 Moto360に至ってはデザインが秀逸なのでギーク感もあまり無いですし、重さも気になりません。ただ、Android Wear自体一般に浸透していないのでApple Watchと間違えられるのが残念ですが…

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