1年前発売のイヤホンのレビューをするなど今更感満載って感じの記事ですが、後継モデルである「XBA-Aシリーズ」が発売された今、型落ちを狙って買う人がもしかしたらいるかもしれないので書いておこうと思います。
決してネタ尽きたからということではありません….
そもそもこの「XBA-H3」というイヤホンは去年ソニーのフラグシップイヤホンとしてデビューしました。他にH2・H1というモデルが有りますが、ハイレゾ対応しているのがH3のみ、ということもあり購入に至ったということです。(それまではMDR-XB90でした)
XBA-H3について
- BAドライバーユニットとダイナミック型ドライバーユニットのハイブリッドイヤホンなので全音域で音楽の感動を再現
- MDR-1Rなどハイエンドヘッドホンで使われている液晶ポリマーフィルム振動板を搭載
- 絡みにくいきしめん状のセレーションコード
ざっとこんな感じ。最新機であるXBA-A3ではBAドライバーが更に良くなっているとか。
コードが絡まりにくい、これはほんとに有難いことでパッと出してすぐに聞けるというのが良いですね。
付属品
- イヤホン本体
- 説明書・保証書
- リモコン付きケーブル
- キャリングポーチ
- 留め具
- シリコンフォームイヤーピース
- ハイブリッドイヤーピース
新しくシリコンフォームイヤーピースというものがあります。これはハイブリッドイヤーピースの進化形で、中のスポンジ部分が飛び出さなくなる・遮音性、装着性の向上という効果があります。結構スポンジがみっちり入ってるので人によってはキツく感じ耳が痛くなってしまうかもしれません。
驚くのはこのシリコンフォームイヤーピース、1サイズ1個800円もするということ。ふとした拍子に飛んでいったら大変なことになります。
音について
まあ、値段相応でかなりいい音出してくれます。前使っていたXB90EXも決して悪くはなかったのですが、店頭でこれを聞いた時はあまりの高音の綺麗さに感動してしまいました。音の傾向はソニー独特のドンシャリ傾向で、これが好きじゃないという人もいるようですが、自分は好きです。JPOPとかクラシック向けでしょうか。ボーカルの声も他社のイヤホンより艶やかに聞こえます。
低音も体にズンズンくる低音ではなくどこか上品な感じ。これも好みが分かれそうです。
イヤホンの図体がでかいからか、音場はかなり広いです。耳から5cmくらい離れて聞こえます。
巷で話題になっているエージングは自分にはよく分かりません…..時間が経ってちょっと良くなったかなってくらい。
装着するのは一苦労します、しょうがないですが。もっと洗練されることを望みます。
XBA-A3との比較とか
XBA-Z5と比べるのは酷なので今回は無しで。
A3はついこの前ソニーショップ大阪で聴いてきました。正直言って、使い慣れたH3とあまり変わらないような気がします。ほんのちょっとA3のほうがサイズが小さくなって、音の繊細さが増したかな程度。買い換えるほどかと言われるとNoですね。今のまんまで全然いいです。
一番変わったと感じるのはXBA-A1とA2。前のXBA-H2はあまりにひどかったので余計そう感じるのかもしれません。A1・A2は買いだと思います。自分は買いませんが。
XBA-HシリーズのうちH2はまだ販売を続けるようで(大丈夫か…?)H3はもう在庫のみとなるようですが、eイヤホンの中古とかではたまに見かけたりします。価格もだいぶ落ちてきたので、是非検討してみてはいかがでしょうか?
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