新年明けました、おめでとうございました。遅ればせながら新年の挨拶でございます。今年もどうぞ当ブログを宜しくお願いします。2017年が皆様にとって素敵な1年でありますように…
レビューこそ遅くなってしまいましたが、新年早々「新年おめでたいし、初売りだし、安いし…」ということでポータブルオーディオ環境を一新しました。明らかに散財ですが、景気よく行こうではありませんか!!!
今まで使用していたNW-ZX100・ATH-IM04とは泣く泣くおさらば。新しく出迎えたのがAstell&KernのDAP「AK70」と、Astell&KernとJH AudioとのコラボレーションによるインイヤーモニターTHE SIRENシリーズの「Michelle」。
どちらもエントリーモデルとは言えそれなりの値段ではありますが、初売り価格+買い替えキャンペーンで普段よりかは格段にお求めやすい価格になっていました。
以前何かのレビューの時に「これでスパイラルを止められる…」とか言っていましたが、結局また沼に片足を突っ込んだ状態になってしまっています。
ただ今回のはホントに良いです。今度こそスパイラルから抜けたというか、これ以上のものはもう要らないという気持ちにさせてくれました。
外観レビュー
今回購入したAK70は日本国内1000台限定カラーとなる「True Blue」。限定という言葉に弱いんです。
光の当たり方によって微妙に色味が変わる何とも表現しにくい色なんですが、吸い込まれそうな青色でめちゃくちゃキレイ。背面のパターン模様も素敵。
付属品で表裏に貼り付ける保護シールが最初から2枚ずつ付いています。ありがたや。
金属ボディはひんやりとサラサラした触り心地。AK機というと大きく角張っていて重いという印象がありましたが、AK70は本体自体が非常にコンパクトなので、これだけ角張っていても持ちにくさは一切感じません。
サイドにはmicroSDスロット、曲操作キーがあります。いちいち取り出さなくても簡単に操作できるのが良いですね。
上部には電源ボタンと通常の3.5mm、2.5mm4極バランス出力用の端子があります。本体右側に付いているボリュームボタンはカチカチと回すダイヤル式で、150段階までの調節が可能。
ただポケットに入れている時に勝手にダイヤルが回って音量が変わってしまうのを防ぐために、ホールド機能は欲しかった。てっきりあると思っていたんですがありませんでした。
通知バーから鍵のアイコンをタップしオンにするとスリープ状態でホールドされました!
AK70を購入することで貰える純正のケース。本体と同色のものが良かったんですが在庫がないということだったのでミントカラーのものを選択。
このキャンペーンは、eイヤホンさんで1月31日まで。購入を考えている方はお早めに。
続いて「Michelle」の外観。人間工学に基づいた滑らかなシェルは3Dプリンターによって作られており、ノズルを10°角度を付けることで通常のイヤホンでありながらもカスタムIEMに匹敵するフィット感を味わうことが出来ます。
THE SIRENシリーズはいずれも高音質とトレードオフでシェル部分がかなり大きく耳に上手くはまりにくい形状だったのですが、このMichelleは気持ちいいくらいぴったりまはってくれます。
イヤーピースは付属のものからSONYのノイズアイソレーションに付け替えています。
iPhone 7のジェットブラックのような、つやつやブラック |
カスタムIEM用の2Pinコネクタを採用し、リケーブルも可能です。これ最初本体から外す時に、きっちり挿し込んであって苦労しました。そのうち折れてしまいそうで怖い…
なんとこのMichelle、最初から2.5mm4極のバランス用ケーブルが付属しているので、バランス出力を楽しむために別途ケーブルを購入する必要はありません。ここは流石Astell&Kernとのコラボレーションといったところ。
ケーブル自体は細いですがかなりしっかりしています。絡まりやすいけど。
こんな感じのキャリングケースが付いています。
操作性
一時、これ以前のエントリーモデルである「AK Jr」の購入を検討していてUIの使いづらさとスクロールのカクつきが酷くて断念したんですが、このAK70はそんなストレスを全く感じさせないほどスムーズに動きます。音楽専用なだけあって、かなり洗練されていて使いやすいですね。
ただ1つ不満があって「楽曲」のところから目当ての曲を探す時に、漢字のタイトルの曲はどうも全て音読みで整理されているようで訓読みの曲タイトルを探す時に一苦労します。この辺はウォークマンのほうが一枚上手かなぁ。
スペック上の容量は64GBですが実際に使用可能なのは56GBほど。自分はまだぜんぜん足りていますが、足りない方はmicroSDを別途購入する必要があります(最大128GBまでサポート)。
使用しなければ10分で電源が切れる設定になっていたため、電池持ちも気になるほどではありません。
「もうこれ以上は求めない」バランスの取れたサウンドが魅力
以前所有していたZX100やIM04との比較になります。
ZX100はZX1譲りの低音のキレの良さやバッテリー持ち、イコライザによる音の変化がかなり明確であったことが自分にとって最大の魅力でした。曲が多くなるとボタン操作が面倒になった事以外は特に不満はありません。
ただ、以前から気になっていたMichelleが発表され試聴できるようになってから、ZX100とは高音が刺さるなどどうも相性が悪くバランス接続も気になっていたこともありAK70へ乗り換えることとなりました。
AK70が得意としているのは中低域の解像度と言われています。確かにZX100比で言うとJ-POP系を聴いていてより楽しく感じるのはAK70かもしれません。ただ同じ曲でもボーカルの声の艶というかより生々しい声を聴かせてくれるのは圧倒的にZX100です。女性アーティストの曲を聴くことが多いのでそこは明確に感じました。
同じような価格帯でどちらも一長一短があるので、「どちらが良いか」というのはありません。どっちもイイんです。あとは個人の好み。
Michelleに関しては遮音性と音の分離の良さ、リスニング志向のバランスの良い音が魅力です。ボーカルの位置がIM04とは全く異なりMichelleの方が少し下方向、鼻の奥でボーカルが歌っているような感じ。
音の傾向はPalette 8にリケーブルしたIM04と同じようにどの曲でも、そつなくこなすオールマイティーな優等生。バランス接続にすると右と左で楽器演奏の定位がさらに良くなったというか、それぞれがちゃんと主張してくるようになり、バランス接続初経験の自分にとっては少々感動モノでした。
ポタアンに接続して聴くというのなら実用的な3.5mmが良いと思いますが、AK70で聴くならバランス接続が圧倒的にオススメ。
2017年初買いにして、もはや2017年ベストバイといっても過言ではありません! |
全てのAKプレーヤーはボリュームロックできます。
上部通知バーを下にスワイプすると設定画面が展開するので、鍵マークを有効にしましょう。
取扱説明書の15~17ページを確認してください。
店員の方に聞いて無いとのことだったので、無いものだと思い込んでいました…
情報ありがとうございました!