【Xperia XZ Premium レビュー】手のひら4Kの衝撃。SONYの技術をありったけ詰め込んだ究極のエンタメスマホ

現行Xperiaの頂点に君臨し、ほぼ一目惚れで購入した「Xperia XZ Premium」。前回の外観レビューに引き続き、今回は機能面をレビューしていこうと思います!

そういえば、AmazonでTPUカバー買いました。安価な割にはズレもなく、しっかり作ってあります。当面はこれで十分かな。

ただ1つ残念なのは背面の鏡面仕上げが霞んでしまうこと。間違いなく何も着けない裸の状態が1番美しいんですが、それだと指紋がベッタリつくし万が一落とした時が怖いので、しょうがなく装着しています。

Z5Pから進化した4Kディスプレイ

というわけで本題に入っていきましょう。Premiumたるもの、やはりその最大の魅力は4Kディスプレイ。XZ PremiumではさらにHDR規格に対応し、従来よりも彩度が高く陰影の微妙な描写までリアルな映像が楽しめるようになっています。

以前の外観レビューのときにも書いたかもしれませんが、Z5 Premiumの時に感じた画面の暗さは改善され、屋内はもちろん日光下でも視認性が良くなっているように感じます。

4Kを手っ取り早く感じるならYoutube・Amazonプライムビデオ

4Kの恩恵を実際に感じられるのは写真よりも動画。未だにコンテンツ不足感が否めないのは少し残念ですが、docomoのdTVも対応コンテンツをそのうち配信するみたいですし、これをきっかけに増えていってほしいですね。

Amazonプライムビデオでは限られた動画だけではあるものの、4K HDRで見ることの出来る作品がいくつかあります。実際、XZ Premiumでアクセスすると写真のように「ホーム」でHDR TV番組の作品が出てきました。

みんな大好きグランド・ツアー。再生時間の横に画質が表示され、「4K Ultra HD」で表示されていることがわかります。再生し始めはHD表示なのですが、電波が安定すると4K表示に切り替わっていきます。
フルHD表示でも十分綺麗だなぁとは思いましたが、4Kを見てしまうともう戻れませんね。車のディテールから司会者のシワまで精細さが別格です。

YouTubeでも4Kでの視聴が可能で、それに対応した動画を視聴すれば画質設定から「2160p」が選択できるようになっています。

検索窓で「4K」と打ち込めば様々な4K動画が出てきますよ。

風景だけをただただ流し続ける4K動画ですが、不思議とずっと見ていられます。

どうにかこの高精細さを伝えられないか、と思いカメラのレンズをディスプレイに近づけて撮ったもの。

実際行って撮った写真じゃありませんよ。これXperiaのディスプレイです。

カメラ

この度、進化した点で外せないのがカメラ。メモリ積層型イメージセンサーを初めて搭載した新しいカメラシステム「Motion Eye」によって、より動きのある被写体に強くなった他、960fpsのスーパースロー撮影も可能となっています。

作例

オートで撮影したものを数枚作例として載せておきます。

かつてはメシマズオートとも言われていたXperiaですが、かなり改善されていますね。

日なたと日陰がいい感じのバランスに仕上がっています。

スーパースローモーション撮影

撮影時に気をつけるべきは場所。
本体の説明にも出てきますが、明るい場所での撮影が推奨されています。暗い場所では動画自体真っ暗になる上、ノイズが乗ってしまいとても見れたもんじゃありません。
また、通常の動画撮影よりも2倍ズームした状態がデフォルトなので、スーパースロー撮影の際はある程度、被写体と距離を取る必要があります。

写真の歪み問題はまだ解決されず…

これは海外のレビューでも既に言われている情報。XZ Premiumで撮った写真に歪みが出る不具合が報告されており、自分の個体もご覧の有様。Macのディスプレイ・フレーム部が見事に湾曲しています。

ハードによる仕様かソフトの不具合か分かりませんが、今後のアップデートで改善されて欲しいものです。

オーディオ関連

このXZ Premium、結構音が良いんです。普段スマホじゃなくてDAPで聴いている人なので、あまり気にしてこなかっただけにちょっと衝撃でした。
ボーカルと楽器がちゃんと分離されたメリハリのある音で、低音のキレは少し弱いもののボーカルの艶めかしさはかなりのもの。

あとXperiaの良いところは標準の音楽アプリでALAC(Appleロスレス)が再生できること。他のスマホだと純正のものでは再生できない事が多く、別途アプリを入れる必要があり使い勝手が良いとは言えません。

MDR-1000Xとの互換性はもちろん抜群。ノイキャン・LDACの組み合わせがもう最高すぎる。

ここがイマイチ…

「もう少し音量上げたい!」とボタンを押すと逆に大きくなりすぎて元に戻してしまう。

何が言いたいかというと15段階の音量調節じゃ物足りないということです。せっかく音が良いんだから、音量にも気配りが欲しいところ。

せっかくのイコライザーだけど、なにも味付けしないそのままの音が一番良い。以上。

スピーカーも他の機種に比べれば透明感のある良い音を出すものの、押し寄せるような迫力はあまり無いです。
個人的には中くらいの音量でも迫力のある音を出してくれる男らしいNexus6のデュアルスピーカーが1番。

デザインは従来通りだが中身はフラグシップにふさわしい出来

外観のデザインだけで言うと従来のXperiaのオムニバランスデザインを踏襲し、先日発売されたGalaxy S8/S8+と比べると野暮ったいイメージを受けるかもしれません。
ただ従来通りと言ってもそのデザインは洗練されていて、個人的にはガラスに立ち返ったことが嬉しいポイント。メタルボディを採用して変なところに電波対策用の樹脂パーツが入るよりは、ガラスの方がスッキリして見えるからです。

中身はもう一級品。レビューの随所で不満な点はいくつか挙げましたが、どの機能でもハイクオリティに仕上げられており、これぞ「One SONY」と呼べる1台だと思います。

この夏、機種変更を考えられている方には是非オススメしたい!

おまけ

最後におまけとしてXZ Premiumのベンチマークスコア貼っておきます。S835積んでるだけあってすべての操作がもうヌルサク。この表現久しぶりに使ったな。

自らが普段使う分には発熱も気になりません。

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