海外版のXperia XやX PerformanceへAndroid 7.0 Nougatのアップデートファイルが配信開始されたという記事を見かけてから1ヶ月。ようやく手持ちのXperia Xにもアップデートがやってきました!
今まではアップデートによる新機能をいち早く体感することが出来るというのが海外版Xperiaの醍醐味…だったんですが、docomoから発売されたXperia XZ・X Perforanceが1月中旬にはNougatアップデートが提供されるなど、今や海外版を選択することの優位性は無くなってしまいましたね。
今更感満載ではありますが、Android 7.0になったことで主に変わった点などをご紹介します!
マルチウィンドウ対応
マルチウィンドウと言っても上下に別々のアプリを分割表示出来る程度。いちいちアプリを切り替えなくても、同じ画面で2つのアプリを同時に操作出来るので、例えばLINEしながらブラウザで調べ物、なんて使い方が可能になります。
「すべて削除」が上に表示されていて押しづらい… |
この機能はアプリを開いている時にタスクキー長押し、あるいはマルチタスク画面でカードを長押しし、ドラッグすることで利用できます。
分割表示に対応しているアプリでないとマルチウィンドウ表示には出来ません。スマートフォンよりもタブレットのほうが便利さをより感じられるかも。
通知バーの表示
通知バーを下ろしてきた時の、通知やシステムアイコンの表示が少し変わっています。自分は一足先にNexus 6にてAndroid 7.0を体験しているので目新しさはありませんが、メールやLINEなどはここからすばやく返信することが出来るようになります。
Wi-FiやBluetoothのオンオフも通知バーからワンタッチで操作できるようになりました。
STAMINAモードが細かく設定できるように
「STAMINAモード」が今までは動作するバッテリー残量の設定しかできなかったのが、新たに節電のレベルを3段階まで設定できるようになりました。
- 「なるべく制限しないで節電したい」は高画質モードが制限されるくらいで、ゲームやその他動作には影響を与えない程度。
- 「バランス良く節電したい」は高画質モードに加えフレームレートを制限するので、画面スクロールや動きの早いゲームは適さないとしています。
- 「電池持ちを優先したい」では上記に加え、バックグラウンドデータやGPS、本体バイブレーションが制限されるようになります。
Antutuベンチでは以前より更にスコアアップし、80000点を突破
Android 6.0のときの最新ファームウェアでは80000点を超えることは無かったのですが、7.0にアップデートしてからはご覧の通り83000点というスコアに。ミッドレンジとしてはかなり優秀なんじゃないでしょうか?
購入当初から見ると10000点ほどスコアを伸ばしており、着実に進化しているのを感じます。
Antutu・GeekBench共にCPUスコアはアップデートによる上昇が見られませんでしたので、恐らくユーザーエクスペリエンスを表すUXの数値あたりが上昇したのでしょう。
カメラのマニュアルモード
純正カメラアプリのマニュアルモードでホワイトバランス・露出(-2〜+2)・シャッタースピード(1/4000〜1s)・手動フォーカスの設定ができ、より多彩な写真を撮影することが出来るようになりました。
これらのはシャッターボタン下のツールボタンより表示、設定することが出来ます。
見た目にも中身にも大きく変わったという点はなく、マイナーアップデートのような感じがしなくもないXperiaのAndroid 7.0ですが、着実に使い勝手は向上してきています。
こちらでも良さは十分確認できたので、今後降ってくるであろうXperia Z4 Tabletの7.0が楽しみ!