スマホというか、もはやカメラなZenfone ZoomとLumia1020の2機種を比較!(写真編)

カメラ機能にこだわっているZenfone ZoomとLumia1020の2機種。前回の「外観・中身編」に引き続き、今回は実際に写真を撮って比較する「写真編」となります。

 比較のため写真は全て同じ場所・同じ時間で撮影し、エフェクトも何もかけないピュアな状態で行いました。2機種とも露出やフォーカス、ホワイトバランス等の設定を変更できるマニュアルモードが存在しますが、全てオートモードで行っています。カメラに関して初心者なので、変なこと言ってたらゴメンナサイ。

 画素数に関してはZenfone Zoomが1300万画素、Lumia 1020が3800万画素とあまりに違いすぎるため写真の繊細さは比較から外します。

カメラ起動時間

 写真の比較に入る前に、画面がオフの状態でシャッターボタンを押しカメラが起動するまでの時間を比較してみようと思います。あくまで手で計測したものなので完全に正確ではないことはご容赦下さい。。。
  • Zenfone Zoom 2.7秒
  • Lumia 1020 5.2秒
 結果は以上のようになりました。撮りたいものがパッと現れた時にすぐにその一瞬をカメラに収めたい人にとってはあまり良い結果とはなっていません。この辺りは他社のフラグシップスマートフォンやデジタルカメラの方がよっぽど早いと思います。
 Zenfoneはまだマシな方ですが、Lumia1020は酷いですね。

風景

 では写真比較の方に移っていきます。これから掲載するものは右がLumia 1020、左がZenfone Zoomで撮影したものです。
 最初は風景。橋がよく見えるようにズームして撮影を行いました。両者とも本当の風景よりも暗めですが、光学ズームを使用したZenfoneの方がさらに暗く、手前の草木が真っ黒になってしまっています。
 しかし光学ズームのおかげでズームによる画質の劣化は殆ど無く、Lumia1020も3800万画素のおかげでデジタルズームでも十分な画質を得られています。

接写

 今度は木蓮に近づいての接写。花の白さはZenfone Zoomの方が見た目に近く、被写体にかなり寄ることが出来ました。一方のLumiaは最短撮影距離が15cmほどであまり寄ることが出来ませんが、センサーサイズや明るいレンズのおかげで後ろのボケは上手く表現されているように感じます。

料理 

 カメラで料理の写真が綺麗に撮れないと「メシマズオート」なんて言われることがありますが、Lumia1020はどうやらその気がありそう。全体的に青っぽく写ってしまいあまり美味しそうな感じではありません。今のLumia950なんかだと改善されているかもしれませんが。
 Zenfone Zoomは食材の発色も良く、瑞々しさもあって好印象。

逆光と風景その2

 近くの公園で散歩がてら2機種の撮り比べ。夕方で子供連れが多く、その中でスマホ2台を頻繁に出し入れして写真を撮っていた自分ははたから見て確実に変な人だったと思います。
 若干逆光ではありますが、見たままの自然な景色を撮影できており両者で差は感じられません。
 上で撮った写真の場所のちょうど反対側を撮ったもの。西日が強い夕方らしい写真になっているのはLumia。Zenfoneも悪くはありませんが青空の色が色付けされているようで不自然です。
 この写真を見て初めて気が付きましたがLumiaで撮った写真の方が画角が広く、普通では切れてしまうサイドのちょっとした部分も写真内に収めることができています。

夜景

 パッと見て綺麗に感じるのは右の写真でしょうか。センサーサイズが大きいおかげで夜景でも明るくノイズが少ない綺麗な写真となっています。ただ、ちらほら白飛びしてしまっている箇所があるのはやや残念。左(Zenfone)は良くも悪くもなく普通。

フラッシュ

 部屋の電気を消して完全に真っ暗の状態からフラッシュを焚いて撮影しました。左はLEDフラッシュで右はキセノンフラッシュ。光量は断然キセノンフラッシュのほうが多いので、全体が明るく撮れているのに対しLEDで撮った場合には写真の四隅が暗くなってしまいました。
 被写体との距離が短い場合にはLEDでも問題はないと思いますが、こうして比べるとキセノンフラッシュが暗所撮影ではかなり有利ということが分かります。

Zenfone Zoomの良いとこ悪いとこ

 正直、画質に関してここが飛び抜けて良いといった所はありませんが悪いところもありません。非常に安定して綺麗な写真が撮れるスマートフォンだと思います。撮影モードの多彩で楽しく、セルフィーも「美人モード」を使えば綺麗に撮れるのもグッド。肝心の光学ズームはズームしても画質が落ちないので遠くのものを撮影するのが楽しくなる。
 ただ使い勝手の面で1つ言わせてもらうとシャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまでラグがあってそのせいで写真がブレてしまうことが結構ありました。せっかくレーザーAFのおかげでピントはすぐ合うのに、サクサク撮ることが出来ないもどかしさがあります。

Lumia1020の良いとこ悪いとこ

 カメラ特化型なだけあって、やはり他のスマホとは一線を画す写真を撮れ、4100万画素を活かしたオーバーサンプリングによって500万画素で撮ったものでもクオリティの高い1枚にすることが出来ます。また先ほど挙げたように夜景や暗所での撮影能力はピカイチだと思います。
 悪い点はやはり料理の撮影でしょうか。暖色の明かりならまだましかもしれませんが白っぽい照明の下では青白い写真になってしまいます。また起動に時間がかかるので人によってはイライラするかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)