つい先月発表され、今月上旬に発売されたAndroidを搭載しないZXウォークマン「NW-ZX100」。今回そのZX100を入手したのでタイトル通り、ZX100のレビューとZX1との比較について書いていきたいと思います!
そもそもなんでZX100?
これを手に入れる前はプレーヤー選びに結構悩んでいました。候補としてはAK Jr・AK 100ii・発表されたばかりのDP-X1・ZX100。電池持ちが悪いことや曲管理がめんどくさいというネットの評判を見ているうちにAKシリーズは候補から消え、残るはDP-X1。これは本当に悩みました。
デザインが良くスペックの割には価格がかなり安かったのでDP-X1も捨てがたかったのですが、ポータブルプレーヤーで使うと考えた時に、DP-X1のバッテリー持ち16時間・本体が大きめというのが引っ掛かり最終的にZX100となりました。もともとZX1傾向の音が好きだったので、ZX100にして正解だったと思います。
開封の儀
では早速開封の儀から。トップの写真のようにZX1同様パッケージに斜めから本体を見た写真が大きくプリントされています。パッケージのサイズはZX1のものとほぼ一緒のような印象。
開けるとZX100とご対面。やはり新しい物は開けるときワクワクしますねぇ。
当初このデザインはどうかと思いましたが、いざ手に入れてみると無駄のないシンプルなデザインでこれはこれでイイと思いました。コンパクトながらも重量感はあって「いい音出してくれそう」という雰囲気を漂わせています。
ZX1からだいぶ分厚くなりましたが、サイドが曲面に削られているので決して持ちにくいことはなくむしろ持ちやすいです。
ZX100はタッチパネルではいので、すべての操作はこの物理キーで行います。再生停止ボタンの周りは1枚の金属板に上下左右の突起があるだけ。ここをカチカチやって操作をするのですが固めに作ってあるので連打すると結構うるさいかもしれません。押した感じはMacのトラックパッドそっくり。
本体下部をZX1と比較。下部の分厚さはそれほど変わらないように感じます。ストラップホールはZX1から継承され、イヤホンジャック部分の真鍮パーツも同じ。ちなみにZX100にはスピーカーが無いので万が一何かがあたって勝手に音楽が流れる、ということはありません。
両方共左サイドには何もないので、右サイドのボタン類を比較。ZX1にあった曲送り・再生停止・曲戻しボタンは廃止され音量キーとホールドボタンのみとなりました。確かに操作が物理キーになったのでこれらのボタンが無くなったのは自然な流れかもしれません。そしてその下にはMicroSDカード入れがあります。
当然非Androidで、UIは現行のWALKMANのものに少し手を加えたもの。AやSシリーズとは違い画面が大きいので一度に見れる曲の情報量はこちらのほうが多く、見やすいです。再生中、ジャケットもフルで表示されますしね。
DSEE HXやClear Audio+はもちろんのこと、イコライザも0.4/1.0/2.5/6.3/16khzを-10〜+10の範囲で変更できます。
音質について
そのへんのオーディオ好きの素人としての意見のため絶対的な評価はできません。予めご了承下さい。。。
ZX1の後継機というだけあって確かに音の傾向はZX1譲りのものになっています。しかしZX2のノウハウが少し取り込まれており、部品にもこだわっているおかげかどこかZX1とは違う要素もいくつかあります。ZX1で256kbpsの音源を聴いた時、ボーカルと楽器の音が団子になって聴きづらい場面がありましたがZX100では完全に分離されボーカルがより引き締まって聴こえるようになりました。
96khz/24bitのハイレゾ音源では特に違いは感じませんでしたがZX100の方が低音にキレがあるように感じました。気のせいかも。
ZX100には説明書にエージングを勧める文章があります。エージングに関してはしなくても良いという人もいるとは思いますが一応公式で書いてあるのでSONY側も多少はエージングによる音質向上を認めているのではないでしょうか。ちなみに100時間だそうです。
保護ケース
ZX100は新製品ということもあってかまだケースが純正の物しか見当たりません。そのうちサードパーティ製のものが出てくるとは思いますが、もう普段でZX100を使っているので早めに保護しておきたいという思いから純正のレザーケースと保護フィルムをポイントで購入しました。
流石に純正ということもあってサイズはバッチリ。ケースをつけた状態でも各種サイドボタン・MicroSDカードスロットにアクセスできるようになっています。マグネット式なのでカパカパすることも無く、装着後の重さも気になりません。今のところはZX100ユーザーにはマストバイな製品だと思います。
まとめ
色々悩みましたが結局これにして正解でした。なんせバッテリーがZX1とは雲泥の差でDSEE HXを常にオンにしていても普段の使い方なら1週間は持つ勢い。ZX2からはあまりオススメしませんが、ZX1からの乗り換えなら全然アリだと思います。ただプレイリスト・12音解析・アルバムアート設定が単体でできないなど我慢しなければいけない部分もありますが。
ポータブルプレーヤーはバッテリー持ちを気にしなくて良いのが一番です!