つい先日、某フリーマーケットで史上最強のWalkmanとも言われる「NW-ZX1」を安くで売っていたのでついポチってしまいました…
発売からそろそろ1年が経つZX1を、手持ちのWalkmanF886と比較を行いながらレビューしていこうと思います。
とりあえずZX1に関する情報を書いていきます。
- その辺の小さい家電量販店ではそうそう見かけない(売っていない)
- ハイレゾWalkman F880シリーズの更に上位モデルという設定
- 定価は税抜きで71130円(ソニーストアにおける現在の価格)
- 128GBモデルのみ
スペック
Fシリーズ共通
- Android4.1搭載でフルデジタルアンプS-Master HXや高音質化機能DSEE HXを搭載
- クリアフェーズ、クリアオーディオ+、ハイレゾ音源対応
新型Aシリーズ共通
- アルミボディ採用
- S-Master HXの電源部周辺にコンデンサーを採用(ZX1のほうが強力っぽい)
- 電池と電源回路に通常の1.5倍の線材を使用
ZX1のみ
- ヘッドホンジャックが円筒形の真ちゅう切削パーツで包まれているためノイズに強い
- 基板とヘッドホンジャックを低抵抗の太いケーブル(OFCケーブル)で接続
- クロックの高精度化
- ウォークマン伝統のノイズキャンセリング機能は排除
- 背面が出っ張っているのは高音質化のためだから(震え声)
もう最後の方は自分でもわからないような用語ばっかりですが、凄そうということだけはわかります。
若干高級感のある箱を開けるとすぐにご対面。箱はF880よりも少し大きめ |
本体はアルミ削り出しと背面の革っぽい仕様のお陰で高級感があります。写真でわかるように背面が出っ張っていますが決して握りにくくはなく、逆にずっしりとして持ちやすいです。日本仕様なのでちゃんとストラップホールもあります。
音質など
検証するために今回は「XBA-H3」を使用しています。ソニー製品にはソニー製品をという感じです(^_^;)
AAC320kbpsで聴いてみた
やはり音質にこだわっているからか、曲の情報量が多めで音場が広くかなりクリアに聞こえます。Fシリーズよりも1枚ベールが剥がれた感じの音です。
ここでDSEE HX機能をオンにしてみましたが、あまり違いがわかりませんでした。128kbpsぐらいの音源じゃないと差がわかりにくいかもしれません。しかし同じ音源でもスマホで聞くのとコレで聴くのとでは格段に違います
FLAC音源88.2kHz 24bitで聴いてみた
CD音源(44.1kHz 16bit)を超えるものを一般にハイレゾ音源と言い、ハイレゾ音源は1曲大体50MB以上ぐらいあるのでアルバムを入れただけでかなり容量を食います。これを聴くにはハイレゾ対応のプレーヤー、そしてヘッドホン・イヤホンが必要になります。
まずはFシリーズから。ハイレゾ音源だけあってボーカルの声艶、楽器などの音質がmp3と比べて段違いです。しかしやや音場は狭めというところでしょうか。
次にZX1。先程よりも音のなっている場所がはっきりわかり、まるで頭のなかで本人が歌っているかのような感じ…言葉では伝わりにくいですね。
FLAC音源192kHz 24bitで聴いてみた
この音源はハイレゾクラシック音源を提供している2Lからダウンロードしてきたものです。Fシリーズ・ZX1で聴いてみましたが音の素晴らしさはほぼ互角。ZX1のほうが音の広がりがあるなぁと思いました。
Fシリーズよりも若干縦に長い。 |
結論としてZX1が来てからというもの、Fシリーズはめっぽう使わなくなってしまいました。それぐらい差があります。決してFシリーズの音が悪いのではなく、むしろスマホ・iPodとかに比べたら音はいいほうなんですが、ZX1は更にその上を行っています。ソニーの「心震える感動を」というキャッチコピーを体現しているかのようです。
手軽にいい音を楽しみたいならノイズキャンセリング機能も付いている新型Aシリーズか安くなったF880シリーズ、もっといい音がいいならZX1、スマートフォンでもいい音が聴きたいならポータブルアンプPHA-2といった感じでしょうか。
追記:後になって手持ちのFシリーズとZX1の液晶を見比べたらFシリーズのほうが巷で言う「尿液晶」ってやつでした。。。orz