おかえりiPad。5.9mmの薄さに技術を詰め込んだ全く新しい「iPad Pro 11インチ」を軽くレビュー


先日の発表会が終わってから即ポチしてしまった今年最後の大きな買い物、iPad Pro 11インチがやってきました。

従来のiPadからガラッと志向を変え、ディスプレイ占有率が高くなった上に筐体も角張ったデザインとなった今回のiPad Pro。まずはその外観レビューでもしてさらっと紹介していこうかと思います。

初代iPadの思い出

なんでタイトルに「おかえり」と入れているのかというと、iPadが手元にやってきたのが初代iPad以来だから。

初代が日本で発売されたのは今から8年前。学校から帰ると見慣れぬ箱が置いてあり、それがSoftBankで契約した初代iPadでした。親も結構新しいもの好きですから、多分遺伝してると思います。
当時はまだまだタブレット端末自体が珍しく、指の操作だけでいろいろなところにアクセスできるiPadに感動しすぎてずっと触っていたのが思い出。ガジェットに興味を持つようになったきっかけのデバイスと言っても過言ではありません。

スペックは今考えるとめちゃくちゃ貧弱で処理速度もかなり遅いですが、タッチ感度や追従性は現行のものと遜色ないくらいスルスル動いていたので、当時としてはかなり出来の良いデバイスだったと今でも思ってます。

新型iPad Pro(11インチ)スペック

前置きはこれくらいにしといて、まずはスペックから。

OS iOS12
チップ A12X Bionic(64bit)
Neural Engine
M12プロセッサ
ストレージ 64/256/512GB・1TB
ディスプレイ 11インチLiquid Retinaディスプレイ(2388×1668)
ProMotionテクノロジー
広色域ディスプレイ(P3)
カメラ フロント:12MP(f1.8)
リア:7MP(f2.2)
サイズ 247.6×178.5×5.9mm 468g
その他 顔認証(Face ID)
USB-C端子
4スピーカー

今見返したら1TBまで選べるんですね。誰がそんなに使うのか…とは思いましたが、USB-Cで接続できるカメラがあればケーブル1本で写真を取り込めるので、カメラと連携させて閲覧・編集用マシンとしてガシガシ使う!という方は大容量のモデルがオススメ。

新しく搭載されたA12X Bionicプロセッサは、iPad Pro(10.5インチ)に搭載のA10X Fusionプロセッサから更にシングルコア性能で35%、マルチコア性能で90%も高速化したんだとか。

ついにLightning端子廃止!

iPadにもUSB-Cの波。ついにLightning端子がUSB-Cに置き換わりました。カメラといいモバイルバッテリーといい、身の回りはどんどんUSB-Cデバイスが増えてきているので、ケーブルなど余計なものを持ち運ばなくても良くなるという点でこれは大歓迎。

外観

今回のモデルからホームボタンがなくなり、その分画面が大きくなりました。ベゼルが狭くなった分持ちづらいんじゃないかという心配もありましたが、いざ使ってみるとそこまで持ちにくさは感じられませんでした。また多少指がかかっても、普通に操作できるようになっているようです。

あとProMotionテクノロジー(120Hzリフレッシュレート)凄い。まるで机で紙を滑らせているかのごとく、気持ちいいくらいスルスル動きます。

背面。上部にはアンテナライン、株にはキーボードカバー用?のマグネット端子があります。

ちなみにカメラはかなり出目金なので、何も付けていないとガタつきます。気になる人はカバーを装着したほうが良いかも。
なんというかまだプロトタイプ感が残っているように感じられて、このデザインは好き嫌いが分かれそうですね。

Xperia Z4 Tabletのときも薄っ!と感動したものですが、これは更に薄い5.9mm。

右側面の中央部分はマグネットになっており、ここにApple Pencilをひっつけて充電・接続することが出来ます。

USB-Cはいいぞ

iPad ProとSONYのα7R IIIをUSB-Cケーブルで接続してみました。この状態でカメラの電源をオンにするとしばらくして、ギャラリーアプリが立ち上がり写真を読み込む画面が表示されます。カメラに給電も出来るようで、実質モバイルバッテリーですね。

不覚にも神々しい肉の写真が表示されてしまった。肉食いてぇ…肉…

まだ買ったばっかりなのでほとんどアプリも入れていませんが、写真を取り込んだりクラウドに上げたり写真加工したり…と使いようによってはiPadだけでブログ書けそう。まぁ多分結局MacBookで書くことになるんだろうけど。

ここに写っているモノたちも、これを撮影してるカメラもUSB-C端子搭載。iPadもSwitchもカメラも、全部同じモバイルバッテリーから充電できる。あぁ、なんて便利なんや…
ウォークマンもWM-PORTなんていう独自規格さっさとやめてUSB-Cにしておくれ…

あとは各コネクタに変換できるこんなハブみたいなやつがあればもう完璧。

薄い・軽い・大きいは正義

やっぱりタブレットだったらこの3つは重要ですよね。正直この要件だけなら他にもっと選択肢はありますし、なんなら10.5インチiPadとかでも良いとは思ったんですが、やっぱり新しいモノ使いたいじゃないですか。
使い勝手については、今メインで使っているのがiPhone Xなこともあり操作方法は殆ど変わらないので、割とすんなり使えています。ただ、iPhone Xのときもそうでしたが、アプリによってはまだ新しいiPadの画面サイズに対応していないもの(Googleマップなど)があるので、ここは気長にアップデートを待つしか無さそう。
いずれにせよ、使用感はかなり良さげなのでこれからどんどん使っていこうと思います。
ガラスフィルムとカバーとかどうしようか。。。

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