東京会場で行われていた一般抽選のASUSの新製品発表会。好評だったことから、大阪でも開催されると聞き早速応募した所、運良く当選したので参加しに行ってきました。
場所は大阪梅田にあるグランフロント大阪のCafeLabで夜20時より行われました。当施設では9月6日まで台湾のイベントが行われていたのでその延長で行われたのだと思います。
会場に到着するとそこには既に発表前のZenfone Selfieの姿が。自分はZenfoneセミナー参加だったのですがその前にはZenPadのセミナーが行われており、そのセミナーを終えた参加者の方々でタッチアンドトライコーナーは混み合っていました。
自分はセミナーギリギリに到着したので実機に触る余裕もなく、急いで席へと向かうことに。
いよいよ開始。最初にZenシリーズのマスコットキャラクター「禅太郎」の紹介。名前がちょっとアレですが、キャラクターとしては可愛い方だと思います。Zenfone Selfieを持って行くと一緒に自撮りしてもらえるとかなんとか。
次に、関東会場でも行われていたASUSマニアの募集。一定条件をクリアして当選すればASUSの新製品発表会に優先的に参加できたり参加者との交流などいろいろな特典がうけられます。他のアンバサダーイベントにはなかなか無い取り組みでなかなかおもしろいと思います。興味のある人は応募してみてはいかがでしょうか?
そして肝心の新製品(Zenfone Selfie)のモニター機貸出について。当然モニターなのですからレビューをするわけですが、今回は一定数の宣伝をすると端末がそのままプレゼントされるんです!なんと太っ腹!
しかし、参加者に配られるはずだった端末は日本への到着が遅れているとのことでシルバーウィーク頃に郵送されることになりました。到着次第、詳細なレビューを書こうと思います。
同時にZenfone Selfieの発売日・価格も公開されましたが、どちらも未定とのこと。
前置きはここまででここからは製品の話。改めて日本向けのZenfone Selfieが公開されました。カラーバリエーションはホワイト・ブルー・ピンクの3色でどれも柔らかい色合い。女性を意識した商品と言えそうです。前面に自撮り用の13MPカメラが搭載されているのが特徴。
ディスプレイは5.5インチフルHD液晶。アウトカメラインカメラ共に13MPと高画素で暗くても自然な肌の色味を出すデュアルカラーLEDフラッシュを搭載します。またアウトカメラには高速フォーカスを実現するレーザーAFも。
本体前面下部にある自然をイメージしたASUS独自のスピン加工はZenfone Selfieでも健在。これによって本体にいいアクセント・ASUSらしさが生まれています。
しかし大きなインカメラレンズ・スピン加工の部分・ナビゲーションキーがあることで端末の縦サイズが大きくなってしまっており、手の小さな女性が使うことに重きを置くならばディスプレイサイズをもう少し小さくするなど持ちやすさを更に追求すればよかったのに、というのが正直なところ。
先程述べたスピン加工の溝を更に細かくすることでキラキラ度が増しているんだそう。
背面は「エルゴノミックアークデザイン」を採用し、自然に手に馴染むようになっています。
改めてカメラのお話。ZenfoneにはASUS独自のPixelMaster 2.0という画像処理エンジンが搭載されており、暗いところでも解像度の高い写真が撮れるとしています。
先程も述べた、レーザーAFの説明。スライドで赤い光が出ているのはあくまでもイメージなので実際には出ませんが、赤外線によって被写体との距離を測定しフォーカスする、という仕組みになっています。通常のAFと比べてもその早さは圧倒的でピント合わせに時間のかかる暗闇での撮影も得意なんだとか。
これは実際に林檎マークの競合他社の製品とフォーカスの速度勝負をしている様子を写したもの。接写撮影ではZenfoneが明らかに早いのが確認できました。
カメラには17種類もの撮影モードを用意し、場面に合わせて適切なモードをユーザーが選択できます。
こちらは女性にとっては嬉しいであろう「美人エフェクト」。写真を撮影した後から補正する、というのはアプリでも出来ますがエフェクトによってリアルタイムに肌の質感を補正できるのがZenfone Selfieの機能。同時に2人まで補正可能。
このローライトモードは少ししか明かりのない暗いところで撮影する際に使うもの。夜景モードよりも明るい写真を撮ることが出来ますが、300万画素に固定されてしまいます。撮影例としてあげていたのは部屋で寝ている赤ちゃんをフラッシュ無しで撮影するなど。(シャッター音はなりますが…)
Zenfone Selfieにはマニュアルモードもあり、ホワイトバランス・ISO・明るさ・シャッタースピードを手動で設定出来るようになっています。最近はこうしたマニュアル撮影が出来る機種も増えてきましたね。
13MPで撮った写真を合成して4倍の52MP相当の解像度を実現する「超解像度モード」。確かにユニークで凄い機能ですが、どのような場面で使うかは分かりません。掲載していませんがこの後のスライドでiPhone 6 Plusとの写真の解像度比較勝負をしていました笑
続いて音に関して。Zenfone Selfieでは音楽をより原音に近づけ迫力ある音にする「SonicMaster2.0」という技術が組み込まれています。
Zenfone Selfieには「ZenEar」というイヤホンも同封。最近ではパッケージをコンパクトにするためか付属のイヤホンが無いスマホもありますから、地味に嬉しい。
中身の説明。Zenfone SelfieにはQualcomm社のSnapdragon 615プロセッサーを搭載。コア数は8で、64bit。
日本では珍しいデュアルSIMスロット搭載で、用途に合わせて使い分けることができます。
注意すべきなのはスロット1は4G・3Gに対応していますが、スロット2は初期では2Gしか認識しないこと。両方で4G・3Gを使えるようにするには設定を変更する必要があります。
Zenfone Selfieでは3つの衛星を使用し位置を特定するため、他社製品と比べ正確かつ早く位置情報を得られます。
- GPS(アメリカの衛星測位システム)
- GLONASS(ロシアの衛星測位システム)
- BDS(中国の衛星測位システム)
最近流行りの急速充電。ここでもiPhoneと比較しいずれの点でもZenfoneが優位。Zenfone2の一部には更に強力な18Wの急速充電器がついていますがこれをZenfone Selfieに挿してもあまり意味は無いそうです。
どのスマートフォンもディスプレイには個体差があります。それがひどくなったのが通称「尿液晶」と呼ばれるもの。ASUSではこういった個体差を極力少なくし、どの製品でも同一のディスプレイ品質にする取り組みをしているそうです。
発売前にはこうした一般には見ることの出来ない耐久テストを実施。
20時50分頃にセミナー終了。最初に書いたように発売日・価格共に未定です。モニター機が到着するシルバーウィーク頃にはまだ発売しないと言っていたので、セミナー参加者が最初の体験者だということは間違いなさそうです!