その独特なデザインから思わず手が滑って買ってしまった、ソニーの電子ペーパーディスプレイ搭載腕時計「FES Watch」。早いもので購入してからもう3ヶ月も経っていました。
というわけで、しばらく使ってみて感じた点でもつらつらと書いてみようと思います。
FES Watch U、実際どうなのよ
○ 良いトコ
- 見た目が好き
まず何よりこのコンセプト感丸出しの独特な見た目。電子ペーパーを時計全部に貼り付けて見た目変えられたら面白いんじゃない?っていう発想がもう最高ですね。
ただ、お値段もいっちょ前なのでこれに相応の価値を見いだせる人じゃないと中々売れなさそう。でも質感とか白と黒しかないカラーの統一感が最高にクールなんですよね〜
ちなみに町中でこれ着けてる人をまだ見たことはありません。
- ウォッチフェイスが豊富
デザインの追加・削除はスマートフォンアプリの「FES Closet」から行います。そこに収容されているウォッチフェイスの数は実に100種類以上。シーズンによるアップデートで都度デザインが追加されるので飽きることは無いと思います。
盤面だけでなく、連動してバンドのデザインも変わることで全く違う腕時計になる。そんな面白さがあります。
- 意外とバッテリーが持つ
Android Wearを使ってた頃は毎日充電のことを気にしていましたが、FES Watchは電力消費が極端に少ないので使い方次第では数週間は持つ印象(常に時計を表示しないモードの場合)。これなら気兼ねなくちょっとした旅行にも普通に連れていけます。
サイドのボタンを押さないと時刻を見れないのは面倒ではありますが、そこはバッテリー持ちとトレードオフ。
☓ イマイチなトコ
- バンド部が脆い
前評判通り、やっぱりバンドと電子ペーパー部の接着が弱いです。購入したての頃はそんなに気になりませんでしたが、使っているうちにやっぱり剥がれてきましたね。
触ると悪化しそうなので気をつけて装着するようにはしていますが、ここはなんとかしてほしいところ。
- ホコリが付きやすい
バンド部がシリコン材質になっているので結構汚れやホコリが付きやすいです。ただ上記のようなこともあって水洗いするのは気が引けるので、飲食店のおしぼりとかで拭くようにしています。
- 「いま何時何分?」に即答できない
電池節約のためサイドボタンを押さないと時刻を表示しない設定にしてあること、またボタンを押してからも表示されるまで0.5秒位のラグがあるので、こうした質問には即答できません。まぁでも、そういう時計だししょうがない。
また、デザインによっては柄が独特すぎて解読自体に時間がかかってしまうことがあるかも。
追加された新ウォッチフェイスが面白い
そんなこんなでメリットもデメリットもあるFES Watchですが、この前のClosetアプリのアップデートでいくつか新デザインが追加されたのでご紹介。
New Balance【〜12.28まで】 |
24時間・7日間動く人々のためのシューズとして開発されたニューバランスの「247」にインスパイアを受けたデザイン。バンド部に247の文字が施され、盤面には時刻と月日が表示されます。数字だけが並ぶシンプルなデザインで結構お気に入り。ニューバランスがもともと好きなこともありますけどね。
MAZE |
もはや斬新すぎて、ぱっと見で何時なのかわからないデザイン。ちなみにこの表示は11時57分。よーく見たらわかる。
真四角 |
江戸角字にインスパイアされたもので、シンプルコーディネートに合うようにデザインされています。
レトロとモダンの融合って感じで良いですね。
TIMEFILES |
時間に余裕がある人向けのデザイン。実はここに表示されている時間は一日の残り時間を表したもので、11時50分ということではありません。しかも10分刻みで表示されるので、このときの時間は昼の12時〜12時10分のどこか。
数分なんて気にしねぇぜ!なんていう余裕のある人間になりたい。
FES Watch ULが新しく仲間入り!
先日、エントリーモデルとして「FES Watch UL」が発表されました。価格は税込39,960円。シルバーモデルよりも1万円ほど安くなり、更にお求めやすくなりました。この前もバラエティテレビの1コーナーで宣伝されていたので少しは知名度が上がったかも?
バンドカラーがグレーになっていることぐらいしか違いが無さそうなので、よっぽどのこだわりが無いならFES Watch ULをオススメします。
ちょくちょくイベントとか店舗でも実機が置いてあるみたいなんで、気になっている方は見に行ってみてはいかがでしょうか。