日常をドラマチックに切り取る。MFTなら持っておきたい単焦点「LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.」レビュー


昨年のベストバイ記事にも挙げたとおり、私は普段Panasonicのミラーレス一眼「LUMIX G8」を愛用しています。

カメラを外出時に持ち運ぶことが多くなってからと同時にフルサイズ一眼に興味が出てきたり、新製品が出る度にSONYのミラーレスにも興味が出てきたりと物欲は尽きません。ただ、センサーサイズが小さいというデメリットがある反面、軽量ゆえの機動力が魅力のマイクロフォーサーズ機からはやっぱり離れられない。(ハイエンド機はそれなりに筐体が大きくなってきてるけど…)
ここで1つ悩みどころが、センサーサイズが小さいゆえにボケ味が出しにくいこと。そんなデメリットを少しでも解決してくれるのが今回紹介する「LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.」。

LEICAといってもPanasonic製

製造はPanasonicが担っていますが、その中でもLEICAの厳しい品質基準をクリアし承認を受けたものが、パナライカを名乗ることが出来ます。
発売されたのは7年前。当時の価格は7万円台とそれなりに高価なものではありましたが、月日が経って今では新品を4万円台で手に入れることができ、パナライカの中でも比較的手が出しやすく、かつコスパもいいレンズとされています。
5月に発売されるパナライカの50-200mm(35mm換算100-400)が25万円ですからね…
それに比べるとお手頃。

手のひらに乗るお手軽なサイズ感。マイクロフォーサーズは本体だけでなくレンズも軽量なものが多く、かつ豊富な種類が魅力。

フォーカスリングがゴム製でホコリが付きやすく外装もチープな感じが否めないレンズですが、まぁここは価格とトレードオフということで。

レンズ本体とほど同じ様な大きさのフードが付属しています。単に見た目だけだと装着していたほうが格好いいんですが、逆さ装着が出来ないフードなので持ち運ぶときは結構フードが邪魔。一応付けてますけど。
レンズ自体が少し太いこともあって、本体が大きいLUMIX G8との見た目の相性は抜群。
F1.4とかなり明るいレンズなので、日中の絞り開放の撮影だと電子シャッターに切り替わることもしばしば。やっぱりフィルターあったほうが良いんかな。

作例

京都に行く機会があったので、その時の様子をちょちょっと撮影。

レンズそのままの表現を伝えたかったので、撮影後の写真の加工は一切行っていません(掲載のためにリサイズはしてありますが)。

SS1/60 F2.8
SS1/6400 F1.4
SS1/6400 露出-2/3
SS1/60 F3.5
SS1/1600 F1.4
SS1/3200 F1.4
SS 1/10000 F1.4
SS1/4000 F1.4 露出+2
ずっと便利ズームを使ってきた初心者の身としては、単焦点がここまで面白いものなのか〜、とその魅力にハマってしまいました。

精細さとボケが生む柔らかさが共存するドラマチックな描写が何とも言えず良い感じ。
なんというかファインダーを覗いてフォーカスを合わせた時の独特の空気感というか、ボケを活かした表現力というものがズームレンズでは味わえないもので、とても好きですね。

何気ない日常を切り取ってドラマチックに魅せる、そんなレンズ。

マイクロフォーサーズのミラーレスを利用している方には是非使ってみて欲しいレンズです。次も単焦点が欲しい。

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